デザインフェスタ出展のリアルな体験談!成功と失敗から学ぶ | 夢をかなえる魔法の森

デザインフェスタ出展のリアルな体験談!成功と失敗から学ぶ

ハンドメイド

デザフェス出展回数10回!初出展は大惨敗!

1. 初出展は20年前…全く売れない!!

当時は何も考えず、甘い考えのまま憧れだけで初出展しました。

デザフェスに出ればみんなが見てくれ買ってくれると思っていました。そして、自分の出来ることを全部出す。という作品でしたので、イラスト中心に、布小物、雑貨など何かに特化しないバラバラな内容でした。

またSブースの一日出展。当時は入れ替えのためなのか一日出展ブースの場所が一番奥地で、あまり人が来ない場所でした。現在は、それ以上に多くの人が訪れるイベントなので少々場所が悪くてもやり方次第と思います。

初出展は大惨敗の結果でした…トホホ

反省と試行錯誤

初出展で考えの甘さを実感し、その後沢山の試行錯誤を繰り返します。以下は反省を踏まえた改善点

  • 作品を統一する。ここでしか出会えないオリジナリティのある作品を作る。一つ特化したものにする。
  • 作品に手間を惜しまない。価値ある作品にする。自信のをもってお勧めできる作品作り。
  • 事前に告知をする。SNSなどを通じての日常的な宣伝活動。
  • 来ていただいた方との交流。リピーターになってくださる。ファンをつける。
  • ほかの出展者さんと交流し情報交換をすること。
  • 作品を良く見せる個性あるブース作り。

現在は両日出展で、ほぼ完売する様になりました!

デザインフェスタとは?

デザインフェスタは、東京都江東区有明で開催されるアートイベントです。

1994年から年2回、東京国際展示場(東京ビッグサイト)にて開催されており、回数は50回を超え、1万人を超えるアーティストが出展しています。オリジナル作品であれば、プロ・アマチュア問わず誰でも審査なしで出展することができ、「自由に表現できる場」として人気を集めています。

主な特徴

  • オリジナル作品であれば、ジャンルを問わず出展可能
  • プロ・アマチュア問わず誰でも出展可能
  • 1万人を超えるアーティストが出展
  • 作品展示・販売だけでなく、ライブパフォーマンスやワークショップなども開催
  • 国内外から多くの人が訪れる

次回開催 2024 デザインフェスタvol.60

  • デザインフェスタ vol.60
  • 日程:2024年11月16日(土)・17日(日)
  • 時間:両日 10:00 〜 18:00
  • 会場:東京ビッグサイト 西&南館
  • 入場料:前売一日券 ¥800、前売り両日券 ¥1,500、当日一日券 ¥1,000
  • 公式サイト:https://designfesta.com/
  • 明るいエリアの出展料等の詳細:https://designfesta.com/app-booth/

デザインフェスタ出展 何から始める?

1. ジャンル選び

デザインフェスタは自分の作品に合ったジャンルを明確にすることが重要です。

過去の出展者リストや会場マップを参考にして、自分の作品がどのようなカテゴリーに属するのかを見極めましょう。例えば、イラスト、ファッション、アクセサリー、インテリア、工芸など、それぞれの特徴を理解し、どのジャンルに自分が力を入れるべきかを決めることが成功の鍵となります。というのも、参加申し込み時点で問われ、それによりブースエリアが決まります。

ハンドメイドで何を作るのか?にもよりますが、人気ジャンルを選ぶのか?ニッチなジャンルにするのか?作品が埋もれてしまわないためには多くのアイデアとチャレンジが必要です。

2. 作品作り

販売する作品の準備を始めましょう。デザインフェスタでは、手作りのオリジナリティ溢れる作品が好まれます。自分の独自性を活かし、他にはない魅力的な作品を作りましょう。

品質にもこだわり、細部にまで気を配ることが重要です。薄利多売の世界ではなく唯一無二の世界観で考えると良いでしょう。似ている作品はどうしてもあると思いますが、似ている中でも自分の作品を手に取ってもらえる独自性が必要です。

ただ売ることよりも作品の展示や宣伝を目的にする方も多くいらっしゃいます。オリジナルの作品を知ってもらうことが第一歩です。人の目に留まる作品を作ることを意識しましょう。

3. ブース設営

ブースのレイアウトや装飾を考えることも重要です。お客様の目を引く工夫が必要です。

作品が見やすいようにディスプレイを工夫しましょう。また、テーマに合わせた装飾や照明を使って、ブース全体の雰囲気を作り上げることも大切です。

デザインフェスタはブース数と来場者がとても多いため、ブースが他と似通ってしまうと気に入ってもらっていても、もう一度同じブースに訪れるのが困難なほどです。

昔は、どんどん高いところにオブジェなどを設置していたブースもありました。現在4m以上は禁止になっていますが、それでも目線くらいの高さを出すディスプレイでないと人込みで見えづらいため工夫が必要です。

目立つブースは、色を一色に統一してみる。高い位置に目印がある。のぼりや旗など。オリジナルのキャラクターを置く。などでしょうか。

ブースデザインとともにレンタル備品も検討しましょう。正直、壁などは値段が高いですが見栄えはよくなります。よく検討しましょう。机などにかける場合の大き目な布は防炎製品でなくてはなりません。防炎の布はカーテン生地など探すと多く販売されています。

また、作品とは関係ないことですが、作家さんご本人、売り子さんの出で立ちも気になるところです。作品がかわいらしいものやファンタジーなのに売り子さんがTシャツ短パン草履では台無しです。作家さん自身も作品の雰囲気に合わせて着飾ると来場者の興味の対象となりえます。

来場者の方も様々なファッションで来られます。またそれはデザインフェスタの楽しみの一つです。

ブース作り方参考記事:ハンドメイドイベントで売る!お客様を惹きつけるブースづくりのコツとは?

4. 価格設定

作品の原価やデザインフェスタでの販売価格相場を参考にして、適切な価格を設定しましょう。価格が低すぎると利益が出ません。

他の出展者の価格をリサーチし、自分の作品の価値を見極めることが大切です。デザインフェスタでは少し高値でも唯一無二の作品であれば、購入されます。とはいえ手に取りやすい価格はあると思います。高値を付けても「このクオリティなら安い!!」と思わせる作品作りが大切かもしれません。

また、キャッスレス決済は是非とも検討ください。前回導入したところ高額の作品の購入につながりました。

ハンドメイドイベントではまだ現金が主流です。以前は、キャッシュレスが出来ないことで「今日は現金の手持ちがなくなったー」と購入に至らなかったケースもありました。

作品の在庫管理にも役立ち便利に使うことが出来ましたのでお勧めです。ネット販売などにも利用でますので販売の幅が広がります。




5. 名刺・POPの準備

作品の説明や自己紹介を書いた名刺やPOPを用意しましょう。名刺は絶対に用意しましょう。少し多めに持っていくと良いです。

お客様との連絡先交換やフォローアップに役立ちますし、出展者さんとの交流にも使えます。Xやインスタなどを案内すると良いでしょう。

6. その他の準備

荷物運搬用の台車、両替用の小銭、飲み物など、当日に必要なものをリストアップし、忘れ物がないように準備しましょう。

長時間の立ち仕事になることもあるためその準備をしましょう。ブースから離れられないこともあります。おひとり様出展の場合は「只今、席を外しております」などのポップも重宝します。

飲み物食べ物も念のためもっていきましょう。出店されてるお店で購入するのは込み合うため難しいです。なお、2日目には自動販売機の飲み物も売り切れています。用意できなかった場合は入場口出たコンビニで購入します。

何より近隣のブースと仲良くなっておきましょう。近隣ブースさんとのやり取りも楽しみの一つです。私は近隣の方とは名刺交換、おやつ交換などをしています。

あとは、何より体力と健康が第一です。前日はぎりぎりまで頑張りすぎずに早く寝ましょう!!

設営

1. 設営の準備

設営時間は6:00〜9:45です。9:45には搬入口が閉まってしまい、搬入に苦労することになります。時間に余裕を持って会場に向かいましょう。私も2日目に到着が遅れて搬入口から入れなかったことがあります(汗)

ブースの場所を確認し、あらかじめ考えたレイアウト通りに設営します。とはいえ角地、奥地、お隣の様子などで変更することもあります。それでも、事前にレイアウトをしっかり考えておくことで当日に慌てなくて済みます。作品を並べ、POPやポスターを目立つ位置に掲示しましょう。手に取りやすい場所に名刺を設置します。人の流れを考えて置いてみましょう。や小銭入れも確認します。

当日

1. 開場後の接客

開場時間は10:00です。お客様が並んでいたり悪天候の場合は入場が早まることもあります。早めに準備を終わらせておきましょう。

お客様を笑顔で迎え、簡単な挨拶から言葉をかけてみましょう。作品についてしっかりに説明し、興味を持ってもらえるように心がけます。見ればわかるようなことと思わずにご説明すると、意外な反応をいただけたりします。

お客様との会話を通して、作品への理解を深めてもらいましょう。購入いただけなくても、次回の作品作りに活かすためのフィードバックも得られます。

2. 他の出展者との交流

時間があれば、他の出展者のブースを見に行きましょう。

異なるジャンルの作品やディスプレイ方法を観察し、自分の参考にすることができます。交流を通じて、新たなアイデアやインスピレーションを得ることも可能です。

事前にXなどで行われるリポスト祭りがあります。興味のあるブースをチェックし出展前から交流しておくと良いでしょう。お互いにあいさつに行きあっています。

終了後

1. 片付けと反省

閉場時間は18:00です。片付けを忘れずに行い、会場を元の状態に戻しましょう。帰りの車の搬出はとても込み合います。レンタル備品はブースにおいておいて大丈夫です。ごみなどしっかり回収してご近所のブースにご挨拶して帰りましょう。

反省は自宅に帰ってゆっくりと。とはいえ、こうしたら良かった!次回はこうしようと考えが浮かんでくると思います。何度やっても課題が出てくるのがデザインフェスタの良いところです。

また当日に、ご購入者様がインスタやXで作品を投稿してくれることがありますのでチェックし、お礼をします。とてもうれしい時間です。

その他

1. 情報収集と準備

デザインフェスタ事務局のホームページには、出展者向けの各種情報が掲載されています。事前にしっかりと確認し、必要な手続きやルールを把握しておきましょう。

禁止事項などはしっかり頭に入れておきましょう。初めての参加では不安も多いかと思いますが、デザインフェスタは様々な個性を認め受け入れるやさしい世界だと思います。大丈夫です。

2. 楽しむこと

デザインフェスタは、作品を販売するだけでなく、多くの人と交流できる場でもあります。積極的に人と話し、新たなつながりを作りましょう。いつもと違う自分になれる時間でもあります。イベントを楽しむことで、次回へのモチベーションも高まります。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。これから出展される方、出展してみたい方にこの記事が少しでもヒントになりましたら幸いです。

デザフェス60後の記事:デザインフェスタ初出展で売れなかった時、次にどう活かす?課題が見えたらやるべき事が分かる。

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