ハンドメイドイベントで売る!お客様を惹きつけるブースづくりのコツとは? | 夢をかなえる魔法の森

ハンドメイドイベントで売る!お客様を惹きつけるブースづくりのコツとは?

ハンドメイド

ハンドメイドイベントで、作品を最大限にアピールし、お客様が足を止めたくなるブースとは?今回は、来場者の目を引き、購入意欲を高めるための具体的なアイデアと工夫についてご紹介します!ブースづくりや運営の参考にしていただけましたら幸いです。

作品に合ったテーマ、雰囲気を決める

当たり前といえばそうですが、作品に合ったテーマをしっかり決め”一点集中“することで他のショップとの差別化が出来ます。街中やショッピングモールなどでも意識して見てみると、それぞれのお店の作り方、雰囲気のアイデアが分かり参考になります。ナチュラル、エレガント、ポップ、ミステリアスなどのテーマを決めたら、全力でこだわることです。

特にハンドメイドイベントなどの狭いブースの空間をより目立たせるためには、個で推すより面で推していくといったイメージが必要です(なんのこっちゃ)一つの作品を手に取る前に、遠くから見たお店の雰囲気で近づいてくれる場合も多くあります。

私は、目を引く目立つ作品(展示用作品)をひとつ置くようにしています。これは何だろうと人が近づいてくれ人が集まります。面白いことに、人だかりには更に人が集まるため購入につながりやすくなります。展示用と思って気合を入れて製作した作品は、高額に設定しても、結果的には早い段階でご購入いただけます。

高さと立体感で作品をより良く見せる

ディスプレイスタンドや棚を使って、製品を複数のレベルで見せましょう。立体的なディスプレイは遠くからでも目を引きます。小さな棚やスタンドを使って、アクセサリーや小物を立体的に配置します。

立体的に配置することで、見栄えも良く見やすく手に取りやすくなります。

ディスプレイ台は軽くて手ごろなものも多くありますし、100円ショップの素材でもアイデア次第です。作品同様に個性を出すために手作りするのもお勧めです。

とにかく目線の高さを考えましょう。思ったより高いです。机の下をのぞくような高さの目線では素通りされやすいです。素敵な作品も、見ていただかなければ始まりません。

カラーテーマについて

統一感のあるカラースキームを選び、ブース全体に一貫したビジュアルを提供します。

鮮やかな色やコントラストの強い配色は目を引きます。作品の統一感を出すためにもテーマカラーを決めておくのも良いでしょう。色がまとめられたブースはそれだけで目立ちます。以前、全体真っ赤なブースを見たことがありますが、未だに印象に残っています。

一般的に購入意欲を誘うカラーは心理学的にも研究されており、以下のような色がよく利用されます。

1. 赤

  • 心理効果: 刺激的で緊急感を与える色。セールや割引の表示によく使われ、衝動買いを促す効果があります。
  • 使用例: セールのポップ、特別価格のタグ。

2. 青

  • 心理効果: 信頼感や安心感を与える色。銀行や企業のロゴにもよく使われる。
  • 使用例: 信頼性を強調したい製品やブランド。

3. 緑

  • 心理効果: 安らぎや調和を感じさせる色。自然やエコを連想させ、健康的な製品に適しています。
  • 使用例: 自然素材やエコフレンドリーな製品のブース。

4. 黄色

  • 心理効果: 明るさや陽気さを感じさせる色。注意を引き、好奇心を刺激します。
  • 使用例: 新製品や目立たせたい商品の展示。

5. オレンジ

  • 心理効果: 活力や元気を感じさせる色。親しみやすく、エネルギッシュな印象を与えます。
  • 使用例: 食品やカジュアルな製品、若者向けのアイテム。

6. ピンク

  • 心理効果: ロマンティックで女性らしさを感じさせる色。感情に訴えかけやすい。
  • 使用例: 女性向けのファッションやアクセサリー、コスメ。

7. 黒

  • 心理効果: 高級感や洗練された印象を与える色。強さやミステリアスな雰囲気も持っています。
  • 使用例: 高級品やデザイン性の高い製品。

8. 白

  • 心理効果: 清潔感やシンプルさを感じさせる色。空間を広く見せ、製品を際立たせます。
  • 使用例: 清潔感が求められる製品や、製品を際立たせたいとき。

9. 紫

  • 心理効果: 高貴で神秘的な印象を与える色。創造性や独自性を強調します。
  • 使用例: アート作品や独特なデザインの製品。

これらの色をうまく組み合わせて使うことで、来場者の注意を引き、製品への興味や購入意欲を高めることができます。例えば、ブース全体を信頼感のある青を基調としつつ、割引製品には赤を使うことで効果的に訴求できます。また、商品の性質やターゲット層に合わせて適切な色を選ぶことが重要です。

背景をどうするか?

布やポスターやレンタルの壁を使って、ブースの背景を装飾します。製品に合ったテーマやデザインを選び、全体の雰囲気を作り上げます。

後ろのブースさんにもよりますが、後ろのブースさんの面がこちらの表側から見えます。レンタル壁の裏面が見え、ブースの雰囲気がぶち壊しになることもあります。あらかじめ隠す工夫を考えておくと良いでしょう。ブース全体の背景をカバーできなくとも、作品の後ろについ立てをする。布でカバーするだけで見栄えはだいぶ違います。

お値段はかかりますが、壁をレンタルできる場合はレンタルもお勧めです。見栄えも良く周辺ブースと仕切られ雰囲気を作りやすくなるでしょう。ただ色は、白か黒しか選べないと思うので、壁の装飾やイラストを描くなど工夫は必要です。


お店にはロゴの看板

ロゴとサイン

明確で覚えやすいロゴやサインをブースに掲示します。これにより、ブランドの認識が高まり、リピーターを生む可能性が高まります。覚えていただけたら、もう一度来ていただく事につながります。できれば、ブースナンバーなども書いておきましょう。例えば「ここは〇エリアのブース№100です」こう書いておくと、イベントを1周りしたのちに来てくれることもあります。

名刺は必ず用意しましょう!!

名刺やフライヤー、パンフレットなどは多めに用意しておきます。これらにはブランドの情報や連絡先、SNSアカウントなどを記載します。来場者に渡すことで、イベント後もブランドを覚えてもらうことができます。

少しもったいない面もありますが、イベントで名刺集めてるお子様がいたりします。あげると喜ばれるのでほっこりする瞬間です。とはいえ配っても顧客にならないことがほとんどですのでほどほどに


インタラクティブな要素

デモンストレーション

製作過程を実演することで、来場者に製品の魅力を伝えると同時に、興味を引きます。ライブデモは特に効果的です。例えば、アクセサリーの製作過程を実演し、その場で質問できる時間を設けます。

作品が作り切れないときは一石二鳥の作戦ですね。人が作業しているのを見るのが好きな方は多いものです。製作過程そのものが作品である方もいます。デザインフェスタのライブペイントやブース内でのパフォーマンスなどもそうですね。

実演する余裕がない場合は、映像を流すという手もあります。

体験を促す用意

作品にもよりますが、実際に作品を手に取っていただく、触れていただくと購入につながりやすいです。

スイッチがあるものならスイッチを押していただく、ぬいぐるみなら肌触りを確認していただく、身に着けるものなら、試していただくなど、お店形式であることの最大のメリットです。

触ってほしくない作品であってもいわゆるテスターを用意するといいでしょう。

商品プレゼンテーション

ストーリーテリング

作品に込められたストーリーや背景を説明するポップやタグをつけます。これにより、作品に対する感情的なつながりを生み出します。作品の素材でも良いですし、込められた物語でも良いと思います。

例えばキャラクターであればそのキャラクターの背景を作りこんでみる「いつも陽だまりで寝ている溶けかかった猫」でもいいですし、バックなら「晴れた日のお散歩に持ち歩きたくなるバック」

アクセサリーなら「星のしずくを閉じ込めた不思議な力をもつピアス」なども面白いかもしれません。

梱包にも気をくばろう

オリジナルの包装デザインを考え、製品をより特別なものとして見せます。可愛らしいラッピングやエコな包装材を使用することも良いと思います。

持ち帰りの袋も統一したカラーにするなどで作品のイメージを崩さないようにすると好感が持てます。稀に、安上がりとはいえスーパーの袋を用意されてる出展者もいますが、購入者としては少し興ざめではないでしょうか?


照明の工夫

効果的な照明

製品を引き立てるために適切な照明を使用します。フェアリーライトやスポットライトを使って、製品を美しく見せる工夫をします。

小さなスポットライトをディスプレイに当てて、アクセサリーを輝かせます。照明はあるとないとでは大違いです。作品をよりよく見せるためにも用意しましょう。会場内の明かりだけではブースや作品が沈んで見えます。

100円ショップにあるような簡易的な照明でも、あれば雰囲気を良くしてくれます。


ちょっとしたオマケの提案

オマケは必ず必要ではありませんが、ほんの少しのプレゼントでお得感が倍増します。買って良かった!!なんか得した!ラッキー!と思えるものです。

またほとんどの方がSNSをされています。作品と差し上げたプレゼントを投稿してくださることもしばしばあります。その際に、ちょっと目立つんですね。小さな作品(アクセサリーなど)であれば目立つようなオマケをつけることです。ポストカード、ステッカーなどお勧めです。


接客は苦手でも

フレンドリーな対応

来場者に対して親しみやすい接客を心がけます。ハンドメイドイベントでは、商業的接客より親しみやすさが大切です。会話が上手でなくても問題ありません。

製品の魅力を丁寧に説明しましょう。製品の使い方や特徴、その背景や物語ストーリーテリングを説明し、来場者の興味を引くお話が出来れば作品の価値が上がります

私は接客が苦手ですが、興味をもっていただいた方にちゃんとお伝えすると、とても喜ばれます。お客様にとっても作品を作っているハンドメイド作家との交流は特別な体験となりえるのです。一期一会を大切にしたいですね。

SNSと連動

ハッシュタグとライブ配信に

イベント専用のハッシュタグを作成し、SNSでのシェアを促します。来場者に写真を撮ってシェアしてもらうことで、ブースの露出が増えます。もちろん、イベント前に沢山告知することも重要です。

ブースの様子や製作過程をライブ配信することで、オンラインのフォロワーにもイベントの様子を伝えます。ライブ配信を行い、フォロワーにリアルタイムでイベントを紹介している方もいます。

まとめ

ハンドメイドイベントでのブース作りは、工夫次第で来場者の目を引き、製品への興味を高めることができます。テーマカラー、ディスプレイの高さ、照明、インタラクティブな要素を取り入れて、他のブースと差別化を図りましょう。また、親しみやすい接客とSNSを活用することで、より多くの来場者に製品をアピールできます。この記事を参考に、イベントを成功させる魅力的で素敵なブースを作り上げていただけましたら嬉しいです。

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